赤ちゃんとの生活に慣れ始めたころにやってくるのが「1か月健診」と呼ばれる健康診断です。
赤ちゃんが無事に成長しているかを確認するのはもちろん、「ちゃんと子育てできているのかな……?」といった新米ママの不安を解消するのも1か月健診の役割といえます。
どんなことをするのか、事前に確認して有意義な健診にしましょうね。
目次
1か月検診はなんのためにするもの?
かわいい赤ちゃんが誕生して1か月。出産という大仕事を終えたママたちが、これからの子育てに目を向ける時期がやってきます。
そこで気になる始めるのが、赤ちゃんの成長についてです。
「体重は増えているのか?」「ミルクは足りているの?」「夜泣きがひどいのはどうして?」などなど、特にママはほとんどの時間を赤ちゃんと過ごしているだけに、いろいろなことが気になり始めます。ネットで情報を得ることはできても、自分の子が順調に成長してくれているのかどうかは、なかなかわからないものです。
1か月健診は、そんな不安・悩みを解消してもらえる良い機会だと考えるとよいでしょう。
赤ちゃんの成長についてだけでなく、育児についての悩み相談に応じてくれる病院もたくさんあります。せっかくの機会ですから、赤ちゃんとの外出を楽しみつつ、これからの育児の指針・ポイントを得てくるとよいでしょう。
健診の内容は?基本的な項目をチェック!
基本的には、下記のように体重・身長の身体測定を行ったあと、問診を行います。
- 体重、身長、胸囲、頭位の測定
- モロー反射(大きな音にどう反応するかなどをチェックする診断です)
- 問診・育児に関する相談
上記以外にも、ビタミンシロップの投与や、内臓の検査などが行われます。なお、授乳回数、便の状態などを記録している際には、そちらの記録を持って問診に望むといいでしょう。
【参考データ】生後30日目の身長・体重は?
生後30日目の身長・体重について、参考となるデータを記載します。
※こちらのデータはあくまでも参考・目安です。実際は、身長・体重ともに個人差が見られます。
- 男の子:身長48.7~57.4cm 体重3.00kg~5.17kg
- 女の子:身長48.1~56.4cm 体重2.90kg~4.84kg
※出典: 厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査の概況について」
1か月健診に持参したほうがよいものは?
一般的に、1か月健診に持参したほうがいいのは下記のものです。
- 母子手帳
- 診察券
- 赤ちゃんの健康保険証
- 授乳に必要なもの(哺乳瓶、ミルクなど)
- 赤ちゃんの着替え
- おむつ
- 無料受診券(自治体によっては発行していない場合もあり)
- 乳幼児医療証(自治体によっては発行していない場合もあり)
自治体によっては1か月健診の受診を無料にしていないところもあります。母子手帳発行時に無料券が一緒に配布されていなかった場合は、自治体に確認してみましょう。
また、出産した病院を退院するときに1か月健診の予約をすることが多いようです。そのときに、費用についても確認しておきましょう。
ママの1か月健診。産後の体を病院で診察してもらいましょう
1か月健診は、赤ちゃんの健康だけでなく、ママの健康診断も行います。主な診察内容としては下記のようなものが挙げられます。
- 尿検査
- 血液検査
- 体重測定
- 母乳育児の有無を確認したうえでのおっぱいのチェック
- 悪露(おろ)の量や経過
1か月健診の段階では、赤ちゃんのいる生活にまだなじめずに「産後トラブル」を抱えているママがたくさんいるようです。
たとえば「睡眠時間がじゅうぶんに取れずイライラする」「おっぱいを飲んでくれなくて不安になる……」などなど。
健診時には必ず問診があります。「小さなことだから……」と遠慮せずに、ちょっとでも不安なことは積極的に相談するほうがよいでしょう。
【まとめ】無事な成長のためにも、健診は必ず受けましょう
余談ですが、筆者の長女は1か月健診で「腸内の神経が少ないかも」という診断を受けました。便秘がひどく、おならも出なくて、カエルみたいなおなかをしていました。
でも、早期発見のおかげで完治。成長した今も、排便に問題なしです。このような経験から、子供の無事な成長のためにも、必ず受診してほしいなと思います。