当日に困らないための七五三の神社選びと、お子さまにも伝えたいお参りのマナー

七五三はお子さまの成長を神様に感謝し、元気よく育つようにと神社にお参りする行事です。

ではどんな神社にお参りすればいいのか、また神社でのマナーなどお父さまお母さまのご参考になるよう調べました。

どこにお参りするか迷ったら?神社選びの4つのポイント

1, お宮参りをした神社

お宮参りをした神社に七五三のお参りに行くと、生まれたころからずっと同じ神様に見守っていただいているようで、特別な安心感があります。

2, 地元の神社

地元の神社の神さまを「氏神さま」と言い、その地域に居住している人々は「氏子」と言われます。本来、七五三はこの氏神さまにお参りします。

かつて「七つ前は神のうち」と言われ、子どもが七歳になるまでの生死は神さまに委ねられていました。その時期を無事通過すると人(氏子)として見なされたのです。

3, 有名な神社

転勤や引越しなどにより、現代では「氏神・氏子」という風習は薄れていきました。お子さまの健やかな成長を願うのが一番の目的ですから、有名な神社でのお参りももちろん構いません。

どの神社にお参りするかは、ご両家の祖父母さまのご意見などを参考にされた上で、前もってリサーチして決めましょう。

4, 写真撮影が許可されている神社

最近では神社で七五三のロケーション撮影をする方が多いですが、一部の神社では写真撮影が禁止されていたり、条件付き(事前申請や撮影料が必要)な場合があります。

お参りと撮影を同日に実施したいとお考えの場合は、事前に撮影が可能かどうか確認し、当日までに神社に許可を取っておきましょう。

七五三の神社は「お参りしやすさ」で選ぼう

慣れない着物・草履を着用していると、お子さまはそれだけで緊張し、疲れて駄々をこねやすくなっています。両家の祖父母さまも参加されるのでしたら、尚更ご高齢の方々も体力的に大変です。

おめでたい行事ですが、できるだけ負担の少なくなるような条件で神社を選びましょう。

駐車場がある神社

ご家族・ご親戚大勢で移動するなら、神社に駐車場が完備されているか、または近くに駐車場があるかを調べておきましょう。子供の体力では着物を着て電車で移動は難しいでしょう。

自宅・実家から近い神社

慣れない着物や行事でお子さまは疲れてしまうので、お参りが終われば早めに脱がせてあげましょう。それなら自宅か実家に近い神社が便利です。

「鳥居から拝殿までの距離」が短く、歩きやすい神社

慣れない草履をはいて歩く距離が長くなるほど、お子さまは疲れてしまいます。せっかくの晴れ着も汚れやすくなるので、境内が歩きやすいかどうかは重要です。

神社参拝のマナー。鳥居からお清めまで

まずは親御さん自らが「神社の参拝マナー」を身につけましょう。七五三当日には、お子さまにお手本を見せてあげられれば素晴らしいですね。

鳥居の端をくぐり抜ける

神社に入るにはまず鳥居をくぐりますが、この鳥居をくぐると神さまの領域に入ることになります。服装が整っているか確認し、真ん中は神さまの通り道なので鳥居の左右どちらかの端を通り抜けましょう。

手水舎(てみずや)でお清めを

神さまにお祈りする前にまず手水舎で心身を清めるつもりで手を清め口をすすぎましょう。一度水をすくったら全ての動作をその一杯の水で行います。

  1. まずは、柄杓(ひしゃく)を右手で持って、水を汲んで左手にかけます。
  2. 次に柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清めます。
  3. また右手に持ち替え、左手で水を受けて口をすすぎ、再び左手に水をかけて清めます。
  4. 最後に、残った水が柄杓の柄を伝うように柄杓を立てます。
  5. 流し終えたら元の位置に戻します。

神社参拝のマナー。拝礼から初穂料まで

神社での参拝は、下記の「二拝・二拍手・一拝の作法」で行います。この作法もお子さまのお手本になれたらいいですね。

  1. 90度のお辞儀を二回(二拝)します。
  2. 胸の高さで手を合わせ、二回拍手(二拍手)をして祈ります。
  3. お祈りしてから、最後に再び90度のお辞儀(一拝)をします。

初穂料(玉串料)のマナー

祈祷や祝詞を神主さまにあげてもらったら、お礼として初穂料(玉串料)を納めます。

関東では「赤白の蝶結びの水引」がついたのし袋、関西では「赤白のアワビ結びの水引」がついたのし袋を使います。

のし袋の上には「御初穂料」または「御玉串料」と書き、下段にはお子さまのお名前を書きます。このとき、神主さまが読みやすいよう、ふりがなをふっておきましょう。

あらかじめリサーチして3ヶ月くらい前には予約を

写真撮影や衣装、会食の手配を含めていろいろと準備が必要なので、早めにリサーチや予約をされたほうが希望が通りやすいでしょう。

たとえば、神社の敷地内で七五三の出張撮影をしたいといった場合には、事前に神社から許可を取らなくてはなりません。

お子さまの健やかな成長と思い出づくりを、昔も今も我が子の健やかな成長を願う親心は変わりません。大人になっても温かな思い出となれるよう、時間などの余裕をもって準備しておきましょう。

七五三の出張撮影についてもっと知る

お参りと一緒にお願いできるのは出張撮影ならではの強みです。
七五三の大切な思い出を、自然でオシャレな写真で残してみませんか?
せっかくですので、ご兄弟や祖父母も一緒に撮影できます!

七五三の出張撮影について、知っておきたいことをまとめてチェック!

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