一生に一度の成人式。だからこそ、記念をしっかりと残したいですよね。しかし、「前撮りはいつの時期がいいのか」「撮影方法はどうすべきか」「かかる費用はどれくらいか」など様々な疑問があるかと思います。今回は、前撮りに関する疑問についてご説明いたします。
目次
成人式は18歳?20歳?
民法が改正され、2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に変わりました。これに伴い、地方の自治体では18歳から成人式を行う場合もあるそうです。現段階では、20歳で実施するところが多いですが、各自治体によって対応は異なるので確認してみてくださいね。
成人式の前撮りが必要な理由
成人式の前撮りをする理由は、式当日がとても忙しく、ゆっくりと撮影することが難しいからです。成人式当日は、早朝からヘア・メイクセット、着付けをします。成人式の後には、同窓会もあるため慌ただしい1日になることが予想されます。だからこそ、前撮りではスケジュールを気にせず、ゆっくり時間をかけて撮影をすることができます。
他にも前撮りをするメリットとして以下があります。
成人式の予行演習になる
前撮りで振袖を着ることで、歩き方や着崩れしないような動作などを知ることができます。成人式当日は、振袖を着るのが2度目になるので安心して式典に望めるでしょう。
家族・友人との予定が合わせやすい
最近では地元から離れた大学に進学している方も多いので、予定を合わせて帰省するだけでも大変です。当日は、成人式の式典の前後に家族行事があったり、友人と集まったりする予定がある人も少なくありません。前撮りをすることで、家族・友人との時間を調整しやすくなります。
事前にヘアメイクや着付けを確認することができる
前撮りをすることで、成人式当日にヘアメイクや着付けをどのようにするか事前に確認することができます。不満な点があればやり直すこともできるため、当日のスムーズな準備ができます。
成人式は一生に一度。ぜひ、記念の一枚を残してくださいね。
成人式の前撮りはいつがおすすめ?
では、実際に前撮りをする場合、一体いつがおすすめの時期なのでしょうか?おすすめ月とそれ以外の月に関して、ご説明いたします。(fotowaで各サイトを調査した結果を記載しております。)
おすすめの時期は「3〜4月」
3〜4月になると空いているスタジオが多くなるようです。また、この時期は、梅や桜が見頃を迎えるため、ロケーション撮影ではそれらを背景に写真を撮ることもできます。天候が安定して晴れた日が多く、気温も穏やかなので、前撮りをするのに最もおすすめの時期になります。
成人式1年前の12月・1〜2月
12・1月は、成人式参加者による駆け込みの撮影が増え、スタジオや振袖レンタルの予約が取りにくく、混雑が考えられます。
2月は成人式が終わり、振袖が返却される時期なので豊富な種類から振袖を選ぶことが可能です。また、繁忙期を過ぎており、予約は取りやすい状況です。ただし、この時期は、まだ寒いのでロケーション撮影をしたい場合もう少し暖かくなった月をおすすめします。
5〜6月
5月はゴールデンウィークがあるので、ご家族で記念写真を撮る際には、予定を合わせやすい時期になるでしょう。夏本番前なのでロケーション撮影にも最適かと思います。
6月は「ジューンブライド」のため、結婚式シーズンに入ってきます。成人式の前撮りの予約も取りづらくなっています。また、梅雨に入る可能性も高いのでロケーション撮影をしたい方にはおすすめできません。
7〜8月
この時期になると暑くなるので、振袖の撮影が減ります。そのため、キャンペーン等を実施しているスタジオもあり、お得に撮影をすることができます。懸念点としては、暑い時期での撮影となりロケーション撮影には向かず、スタジオ撮影であっても暑さで多少のメイク崩れなどが考えられます。
9〜11月
この時期になると七五三の撮影が増えてきます。(特に10月下旬)そのため、撮影を行いたい場合は、早めの予約を心掛けるようにしましょう。紅葉が美しく、黄金色の景色に包まれる季節です。自然をバックに撮る場合は、秋の季節感を生かした撮影ができます。気温も落ち着いているのでロケーション撮影もおすすめです。
前撮りの撮影方法はどうする?
前撮りの撮影方法は「ロケーション撮影」と「スタジオ撮影」があります。今回は各撮影方法のメリット・デメリットについてご説明します。
ロケーション撮影(出張撮影)
ロケーション撮影とは、屋外での撮影をする方法のことを言います。スタジオの成人式の撮影プランとして外でロケーション撮影を行うこともありますが、最近では出張撮影サービス経由でカメラマンを予約するなどの新しい選択肢も増えました。
スタジオのロケーション撮影では、すでに場所が指定されていることも少なくはありませんが、fotowaなどの出張撮影サービスであれば好きな場所を自分で選んで撮影できるのも魅力的です。
ロケーション撮影のメリットとデメリットは以下になります。
ロケーション撮影(出張撮影)のメリット
- 季節感のある撮影ができる
- 自分達の好きなところで撮影ができる(思い出の場所など)
- 撮影場所に移動する際、振袖で動くため成人式の予行演習になる
ロケーション撮影(出張撮影)のデメリット
- 天候に左右されてしまう
- 振袖が汚れてしまう可能性がある
- 移動が多い(撮影場所に移動する必要がある)
- フォトグラファーにより、写真の差が出る
ロケーション撮影は「季節感のある撮影ができる」ことが最大の醍醐味と言っても過言ではないでしょう。春夏秋冬がある日本だからこそ、趣ある写真を撮ることができます。人とは違った一枚を撮りたい場合は、ロケーション撮影がおすすめです。
スタジオ撮影
スタジオ撮影とは、スタジオなどの屋内で撮影をするという方法のことを言います。スタジオ撮影のメリットとデメリットは以下になります。
スタジオ撮影のメリット
- 天気や季節に左右されない
- 振袖が汚れてしまう心配がない
- 移動が少ない(スタジオに来るだけ)
- 照明や背景が自由自在に設定できるため、写真の雰囲気を自分好みにカスタマイズできる
スタジオ撮影のデメリット
- 季節感を出すのが難しい
- 自然な風景を背景にする場合と比べて、やや作り込まれた印象になりがち
- 背景がシンプルなため単調な写真になる可能性がある
スタジオ撮影では、天気に左右されず、移動などの手間を省けることが魅力的です。時間帯や天候での制約がないので手軽に撮影したい場合は、スタジオ撮影がおすすめです。
前撮りにはいくらかかるの?
成人式の前撮りはプランによって撮影料金が大きく異なります。
セットプランの場合
プランの内容は以下の2種類に分かれます。
メイク・着付けあり撮影プラン(振り袖を自分で用意)
振り袖は自分で準備を行い、メイク・着付け・撮影がセットになったプランについてです。自分のお気に入りの振袖もしくはママ振袖(母親や姉妹、親戚の振袖)を着て、撮影したい人におすすめです。金額は店舗によって違いますが、4万円〜6万円が相場のようです。
振袖レンタル・メイク・着付けあり撮影プラン
振袖のレンタル、メイク、着付けそして撮影と全て込みのプランもあります。撮影当日にスタジオに行くのみなので、全て用意するのが難しい方におすすめです。レンタルする振り袖のグレードや店舗によって異なりますが、相場は、約10万円〜になります。
撮影のみの場合
振り袖やメイク・着付けを自分で準備できる場合、撮影のみであれば約1万5千円〜が相場のようです。ちなみにfotowaの出張撮影(ロケーション撮影)は「平日:21,780円(税込)、休日:26,180円(税込)」で撮影できます。
ママ振袖やこだわりの振袖を着用したい人は、セットプランではなく、撮影のみで予約することもできます。別々のお店やサービスで準備する場合、前撮りに必要な各費用の相場は大体これくらいになるでしょう。
撮影 | 約1万5千円〜 |
振袖レンタル | 約4万〜 |
振袖購入 | 約30万円〜 |
メイク・ヘアセット | 約5千〜 |
着付け | 約1万5千円〜 |
特にママ振袖がある場合、それを着用することで、成人式当日だけでなく、前撮りのトータル費用も安く済む可能性が高いです。
成人式の前撮りで後悔しないためにやること
前撮り時に「ああしとけばよかった..」など後悔の声も少なくありません。ここでは前撮り時に後悔しないためにやることをご紹介します。
前撮りで後悔したこと
前撮りで後悔したことには以下のようなことが多いようです。
- メイク
- 髪型・ヘアメイク
- 撮影方法
こちらの記事では具体的にどんな点に後悔したのか、実際の体験談を掲載しております。気になる方は、ぜひこちらも一緒にお読みください。
後悔しないためにやること
どんなメイク・髪型がいいのかを事前に調べて・伝える
メイクや髪型を後悔する理由は、「思っていた以上にメイクが濃くなった」や「着付けとヘアメイクを同じ店でしてもらった場合、美容院のような凝った髪型にしてもらえなかった」などが上げられます。自分がしたいメイクや髪型を事前に調べて、伝えるようにしましょう。
また、メイクが好きな方はポイントメイクだけ先にするのもいいでしょう。髪型にこだわりたい方は、美容院でセットしてもらうことをおすすめします。
どんな記念写真を撮りたいのかを考える
撮影方法の後悔の理由には、「ロケーションフォトにすればよかった」や「ポーズのバリエーションをもっと考えておけばよかった」が上げられます。
前撮りの撮影方法はどうする? でお伝えした通り、撮影方法には、「スタジオ撮影」「ロケーション撮影」の2つがあります。目的に応じて、撮影方法を選んでみてくださいね。
ロケーション撮影をする場合は、どのスポットで写真も撮りたいかも決めているとスムーズに撮影ができますよ。
ポーズは、事前にネットやSNSを使って調べておきましょう。フォトグラファーさんの中には、ポーズを指示してくれる方もいますが、自分が撮りたいポーズや構図が決まっていると、より満足できる写真に仕上がるでしょう。撮りたいポーズや構図がある場合は、ぜひフォトグラファーさんに伝えてくださいね。
コンディションを整える
①撮影前日は早く寝よう
成人式の前撮りは、体力を使う撮影が長時間続くことが多いため、十分な睡眠を取ることが大切です。睡眠不足は、肌や目の疲れ、表情の硬さなどに影響を与える可能性があるため、前日は早めに寝るようにしましょう。
②お肌のお手入れをする
当日に向けて、パックなどをしてスキンケアをしっかりしましょう。前日には、眉毛を整えたり、顔の産毛を剃るなどしましょう。顔剃りをしておくと化粧のノリがよくなりますよ。
まとめ
おすすめの時期は「3〜4月」ですが、あくまでも目安です。他の時期が良い場合や、ご家庭の事情的に厳しい場合は、他の月でも大丈夫です。ただし、予約は早めをおすすめします!一生に一度の成人式だからこそ、素敵な思い出を残してくださいね。