福田愛子
2017年よりfotowaに参加。10年以上のブライダル撮影を経て、これまでに助産院などで1,000人以上の新生児を撮影。fotowaではニューボーンフォトをメインに活動。助産院やこれまでの撮影経験で習得した「ママが安心できる新生児への接し方」と、女性ならではの感性を活かした「ナチュラルでかわいいテイスト」が支持されている。
»福田愛子さんのポートフォリオはこちら
目次
お友達からのご紹介でニューボーンフォトを撮影される方がとても多いです。
10年以上、ブライダル撮影に携わっていた福田さん。fotowaの出張撮影では、どのジャンルに注力されていますか?
ニューボーンフォトのご依頼がとても多いです。
ニューボーンは口コミで広がっていて、今のお客様はほとんどがお友達からの紹介です。
今から5年ぐらい前に、助産院から記念写真の依頼を受けたことがきっかけで、赤ちゃんの撮影を始めました。
もともとブライダルや舞台の撮影を10年くらいしていたのですが、正直、最初は赤ちゃんを触るのが怖かったです。
でも横に助産師さんがいて、赤ちゃんの抱っこの仕方や扱いについて教えていただけたので、とても心強かったですね。
この助産院での記念撮影以降、現在までに月に20人以上はニューボーンフォトを撮影していますし、産院での撮影が多かったときは1組あたりのカット数も少ない記念写真ばかりだったので……これまで撮影した赤ちゃんは、きっと1,000人は超えていますね!
最近はご紹介が本当に多くて、ニューボーンフォトをどんどん承っていたら「ニューボーンフォト」専門のフォトグラファーのようになってきちゃいましたが、実はニューボーンだけでなく、マタニティの撮影も大好きです。
また、ニューボーンを撮影させていただいたお客様のお宮参りや七五三も撮影させていただきたいのですが、
ありがたいことに今はほとんどがニューボーンフォトのご予約で埋まっていて、なかなかお受けできないのが課題ですね。
紹介でニューボーンフォトが広まって、新生児の撮影が活動の軸になったのですね。福田さんはもともと人物の撮影がお好きだったのですか?
私、写真を撮るのが本当に大好きで、特にポートレート(人物写真)やスナップ写真が好きなんです。
海外旅行も好きで、旅先で子供たちの写真を撮るのがライフワークになっています。
旅行先では、風景よりも人を撮るのが好きですね。
それから、ライティングも好きです。
今はカメラはもちろん、スマホのカメラも性能がいいので、ママでも簡単に良い写真が撮影できますよね。
プロカメラマンとして、どこで差をつけるかと言われたら「光」かなあと思っているんです。
ニューボーンフォトの場合、赤ちゃんに直接ライトを当てるのは心配なので強い光は使いませんが、
間接的に光をあてることで、プロならではの写真を撮っています。
赤ちゃん撮影は、シンプル・イズ・ベスト!
福田さんがおすすめする、ニューボーンフォトのショットを教えてください。
赤ちゃん撮影は、シンプル・イズ・ベストだと思っています。
お腹の中にいたときのようなポーズ。
おくるみは、赤ちゃんが落ち着きます。
こちらのショット、実はおむつを着けたまま。
私は1時間でたくさんのイメージを撮影できるよう、おむつは着けたままで撮影しています。
また、上のお子さんがいらっしゃるご家庭でしたら、お子さん同士のショットもおすすめです。
「上の子の時は余裕がなくニューボーンを撮れなかったので、下の子はぜひ撮りたい」というママも多いんです。
ごきょうだいに抱っこしてもらうのは、まだ力加減などが心配だと思うので、一緒に寝転んでもらうポーズが安全でおすすめです。
ニューボーンを撮影するときの小物は、すべて福田さんのものですか?
はい、小物はすべてこちらで用意しています。
おくるみや衣装など、赤ちゃんの肌に直接触れる小物は「赤ちゃん用の洗濯洗剤」を利用していつも清潔にしています。
ニューボーンフォトでは撮影小物を選ぶのも楽しみの一つ。
ママにお好みのものを選んでいただけるよう、いつも色とりどりの小物を用意しています。
ニューボーンフォトの時期を過ぎてしまった…という場合も撮影は可能でしょうか?
どうしても、新生児期を過ぎると難しくなってしまいますが、ベビーフォトとして承ることが可能です。
(その場合、サイズの関係で選べるアイテムが減ってしまうことが多くなります)
また、赤ちゃんの大きさによってはこちらで用意した衣装のサイズが小さくなってしまうこともあります。小さめに産まれた赤ちゃんの場合、1か月近くてもニューボーンのように撮影できる場合も。
もう遅いかな……?と悩んでいらっしゃる方も、まずはメッセージでご相談いただければと思います。
ベビーフォトの参考写真
表情がたまらないです。
パパとママを見上げてにっこり
きょうだいで一緒に
安心して自宅での撮影を楽しんでいただくため、万全な準備をしています。
率直に表現すると、ニューボーンをご依頼するママたちは「初対面のフォトグラファーに赤ちゃんを任せる」ことに不安を感じている方も多いです。
福田さんは新生児の撮影を引き受けるにあたり、どんな準備をされているのですか?
fotowaの場合、サイトのダイレクトメッセ―ジで事前に相談や打ち合わせをしますので、
当日お会いするときではなく「ダイレクトメッセージで第一印象が決まる」と考えています。
そのため、1人1人に丁寧な対応をすることを心掛けています。
お客様の立場だと、撮影を依頼するにあたり、気になることはいろいろありますよね。
1時間でどんな写真が撮影できるの?とか、撮ってほしいイメージがあるけど依頼できる?など、
気になることはなんでも相談してもらえればと思います。
また、新生児自体のことを知ることも重要だと考えています。
新生児は感染しやすいので、必ず撮影前後は手洗い・消毒を欠かさず、使う小物も清潔を保っています。
撮影するときは、お着替えも多くなりますから、室温や湿度にも気を付けます。
赤ちゃんは体温が変化しやすいので、触れるときは手をこすって温めるなど、細心の注意をはらっています。
ニューボーンフォトは眠っている間に撮影することが多いので、撮影前に授乳をお願いしています。
授乳後はミルクを吐き戻すこともありますので、誤嚥を防ぐために吐いたら顔を横に向けて呼吸が落ち着いてからお着換えするなど、赤ちゃんのお世話について学んで、お母さんが安心できる対応ができるようにしています。
新生児への触れ方、抱っこの仕方などについては助産院の撮影経験を通じて助産師からレクチャーを受けました。産院での撮影経験はfotowaでの撮影にも活かされています。
お客様のご自宅で撮影するときの注意はありますか?
まず、撮影スペースについて事前にメッセージで打ち合わせをしておきます。
撮影スペースは広さより背景が重要で、2畳ほどの撮影スペースと、ソファーやベビーベッドがあれば十分撮影できます。
ご自宅の家財を利用して撮影させていただきますので、キズやあとがつかないような工夫もしています。
例えばベビーベッドにクリップをはさんだりするときは、セーム革を巻いて傷つくのを防ぐようにしていますし、壁や窓に布を止める場合は、あとが残らずきれいにはがせるテープを利用しています。
ニューボーンフォトはいつ見ても、必ず「思い出の1ページ目」となります。
最後に、fotowaで出張撮影をご検討中の方へ、一言をお願いいたします。
1年後、5年後、10年後……
ニューボーンフォトはいつ見ても、必ず「思い出の1ページ目」となります。
ご出産後、少し大変かもしれませんが、是非、記念の一枚を残してみませんか。