日本の夏の風物詩といえば、花火は外せませんよね。
子供といっしょに楽しむために、おもちゃ花火の種類や準備、重大な事故に繋がらないように注意したいことをまとめました!
目次
代表的な家庭用花火の種類と、安全に遊ぶための注意点
子供ができる花火
小さい子供には、基本的には「手で持つタイプの花火」をおすすめします。
それ以外の花火だと、火花の出る方向が予測しづらかったりするために、ケガをする可能性が高くなってしまいますので、ご注意ください。
注意するポイント
- 花火の持ち方
手持ち花火の持つ位置に注意しましょう。 - 点火・消化
点火中はもちろん、消火後も燃えカスは高音になっています。振り回さないように見守りましょう。 - 線香花火をするときの注意点
足の上に落とさないように大人が気をつけてあげましょう。
大人が点火し、子供は鑑賞に留めたい花火
- 台付き花火全般
- 単発、連発の小型打ち上げ花火
- 煙幕の出る花火
- 動きが予測しにくい花火(ねずみ花火など)
- ロケット花火など
※そのほかにも、回転した後で上昇するものなど、動きを楽しむタイプの花火 - 糸で吊るして楽しむ花火
※長い糸付きの円形花火など。竹の棒などに糸を結び、吊るした花火に点火すると勢いよく回転しながら火花を散らす
(※記載されている「遊び方」に従い、広い場所でやりましょう。台付き花火は、地面に置いて大人が点火・消火しても子供にのぞかせないように注意です)
家庭用花火で注意したい5つのポイント
- 人・建物・草木などに花火を向けないようにしましょう
- 女の子はスカートの裾や浴衣の袖が引火しやすいので、服装に気をつけましょう
- 風がある場合は火の粉が飛んで危ないので日を改めましょう
- 花火は一本ずつ順番に点火しましょう
- ライターで直接点火してはいけません
正しい花火の楽しみ方。場所、時間帯、準備するもの
事前に用意しておくもの
- 水を入れたバケツ
- かとり線香などの虫除けアイテム
- ろうそく
風除けにもなる「缶入りろうそく」は、解けたロウで地面が汚れないので便利です。 - 火花が星やハートに見えるサングラス
花火を鑑賞するときに、小さい子供が喜びます。花火セットのなかに付属しているものもあります。
花火ができる場所と時間帯
基本は、花火の音や煙が気にならない広い場所。花火のできる浜辺も安心です。逆に、枯れた芝生や松葉が降り積もった場所は、火が燃え広がりやすいので絶対にやめましょう。
時間帯は暗くなりはじめる7時から8時の間が理想です。遅くとも9時前には終わらせましょう。
地域的な問題もあるため、自宅が住宅密集地にある場合は「煙の少ない花火」や「フルーツなど香り付きの花火」が便利です。
花火でやけどをしてしまった事例
小さな子供は「大人の予測がつかない行動をとる」ということを忘れてはいけません。特に、火つきの悪い花火の先をのぞき込む・振るという行動をよく見かけます。
なお、花火でやけどをしてしまった事例としては、次のようなものがあるそうです。
- 消化した花火をバケツに持っていく間に、足に高温の灰を落としてやけどを負った
- 点火する際に人に向けてしまった。点火用ろうそくに一人ずつ順番に花火を点火せずに、割り込み点火したため、火の粉が飛びやけどにつながった
- 女の子がスカートや浴衣の袖を焦がした、もしくは引火して重大な事故に発展した
- 点火中の花火から貰い火をして、相手にやけどを負わせてしまった
- 導火線に火がついたまま、台付き花火が倒れてやけどした・負わせてしまった
(出典: 日本煙火協会 公式サイト)
もしやけどを負ってしまった際には、すぐに流水で冷やし、付着した灰などを洗い流しましょう 1。
【まとめ】ちょっとした注意不足がケガのもと。事前準備で楽しい花火に!
楽しい花火も、注意が不足していると危険な事故につながります。特に、親戚が集まる機械の多い夏休みは、子供たちが集まる機会も多くなるもの。
子供といっしょに、安全に花火を楽しみましょう!