子どもの成長を祝う七五三。祖父母や親戚からお祝いをいただくことも多いですよね。そんなとき、内祝いはどうしていますか?「七五三で内祝い?」そう思った方も是非、チェックしてみてくださいね。
目次
七五三の内祝いって?内祝いについておさらいしよう
「内祝い」というと、お祝いのお返しを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。でも、本来内祝いとは「おめでたいことのあった家が、うれしい気持ちを内祝いの品にして、親しくしている人たちに配り、いっしょに喜んでもらう」というものです。
また、食事の席を用意することも内祝いとなります。なので、内祝いはお祝いをいただいていない人にも贈ることがあり、お祝いの「お返し」とは少し意味が違うのです。
内祝いは、祝いごとの1か月~2週間前くらいに準備して配ります。地域によっては内祝いに配るものが決まっている場合もあるので、祖父母や兄弟、先輩ママなどに確認しましょう。
七五三のお祝いと内祝い、みんなどうしてる?
昔は母方・父方の祖父母が七五三の着物を準備したようですが、現在ではレンタルが多くなっているため「七五三御祝」として現金をいただくことも多いでしょう。
「子どものお祝いにお返しは不要」という風習もあるようですが、祖父母からのお祝いでも金額が大きい場合や、親戚からいただいた場合にはお返しをしている場合が多いようです。
お祝いをのお返しとして内祝いを贈る場合、お祝いをいただいてから2週間以内を目安に、お礼の手紙をつけて「七五三内祝い」などの形でお返しをしましょう。
ただし、七五三を実施する時期よりかなり前にもらった場合は、お返しは七五三の前後2週間くらいでOKです。七五三のお返しは、いただいた金額・品物の1/3~1/2の金額が目安です。
七五三と内祝いの大まかなポイント4つ
七五三は大きく分けて4つ、やることがあります。
1. 神社などへのお参り
最近は親子だけでの参拝も増えていますが、孫のお祝いに参加できたら喜ぶ祖父母も多いはず。まずは声をかけてみましょう。お互いにいい記念になりますし、場合によっては長時間のお出かけとなりますので、子どもの相手をしてくれる人が多いと助かります。
2. 写真撮影
日程が合えばいっしょに撮影に参加してもらいましょう。いっしょに撮れなかった場合には、プリントした写真を送ってあげると喜ばれますよ。
3. 食事会
七五三のお参りの後にどこかで食事をすることも多いようです。またお参りは親子だけで行い、食事会だけ招待することもあります。
4. 贈り物
お参りや食事会に参加できなかった方たちには「内祝いの品物」を、参加してもらった人にはお菓子・赤飯のようなちょっとした「手土産」を渡しましょう。七五三の写真ができあがっていれば、いっしょに贈ると喜ばれます。
このなかで、お祝いのお返しにあたるのは「3と4」です。この2つについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
食事会はいつ・どこでやる? それぞれのメリット・デメリット
最近はホテルやレストランなどで七五三用の個室&食事プランを見かけますし、自宅での食事会もおすすめです。今回は「ホテル、自宅でのケータリング、手料理でおもてなし」の3パターンについてメリット・デメリットをまとめてみました。
みんながゆっくり食事を楽しめるよう、無理なく都合のいいものを選びましょう。
ホテル
【メリット】
- 自分で作らなくていい
- 個室なので多少騒いでも大丈夫
【デメリット】
- 費用が高額になる
- 食べられないものについて事前に調整が必要
ケータリング
【メリット】
- 自分で作らなくていい
- 小さい子がいても周囲を気にしなくていい
【デメリット】
- 費用が高額になりがち
- 食べられないもの等について事前に調整が必要
手料理
【メリット】
- 費用が安く済む
- 好みに合わせて準備しやすい
- 小さい子がいても周囲を気にしなくていい
【デメリット】
- 準備・片づけが大変
食事会が終わったら、帰り際に手土産を渡しましょう。その際に、子どもにもきちんとお礼を言わせることが大切です。
贈答品、注意すべきポイントと贈り方
特にしきたりのない場合、相手が喜びそうなものを贈りましょう。ただしお祝いごとなので、縁起がよくないとされるものは避けましょう。
- 【縁起がよくないとされるもの】
- 割れもの、壊れもの
- ハサミや包丁などの切れるもの
良いものが思いつかない場合、ちょっと高級な菓子店などで子どもが選ぶというのもステキですね。
また、品物には「熨斗(のし)」をかけます。熨斗は紅白5本ずつの「蝶結びの水引(みずひき)」で「七五三内祝」とし、子どもの名前もしくは名字を記載するのが一般的です。
【まとめ】感謝の気持ちを込めて、内祝いを贈ろう
いかがでしたか。七五三の内祝いというとちょっと大げさな気がしていた方も、実は周囲でよく聞くパターンのものも多かったのではないでしょうか。
「お祝いへのお返し」と「内祝い」、ちょっと違うことを頭に入れて、自分たちらしい七五三にしてくださいね。