
七五三の日は11月15日ですが、現代では前後の休日にお祝いするのが一般的です。
お参りの時期や、数え年と満年齢どちらにするかは、ご家庭ごとに柔軟に決めることができます。とはいえ、いつが良いのか迷いますよね。
本記事では、七五三の年齢や時期の決め方について解説します。
「まだ準備するには早いでしょ」と思われるかもしれませんが、当日まで意外と時間がないものです。少しずつ準備を始めて、準備万端で七五三を迎えましょう!
目次
今年(2022年)の七五三はいつ?
今年の七五三は、11月15日火曜日の「先勝」です。
先勝は「午前中(午後2時まで)が吉」と言われる日です。
ただし、必ずしも当日にお参りや撮影をしなければならないわけではありません。実際に日程を決める際のポイントは、順を追って解説しますね。
ところで、なぜ七五三が11月15日なのかご存知ですか?
七五三の由来
七五三は、古くからの風習である3歳の「髪置き(かみおき)の儀」、5歳の「袴着(はかまぎ)の儀」、7歳の「帯解き(おびとき)の儀」に由来するといわれています。
それらの儀式はもともと宮中や公家の行事でしたが、江戸幕府五代将軍・徳川綱吉が息子の健康を盛大に祈ったことから庶民にも広まり、一般的に広く七五三をお祝いするようになったそうです。
11月15日が七五三の日になったのは、徳川将軍家の「袴着の儀」が行われた日にちに由来しているといわれています。
七五三のお祝いはいつ?男の子・女の子の年齢、満年齢と数え年の違い
七五三のお祝いをする年齢は、満年齢または数え年の3歳・5歳・7歳です。
ただし、必ずしも3度のタイミングで行うのではなく、男の子と女の子でお祝いする年齢が異なります(地域やご家族によって異なる場合もあります)。
男の子の七五三の年齢
男の子の七五三は、3歳と5歳でお祝いをすることが多いです。地域やご家族によっては、男の子は5歳の時だけお祝いする場合もあり、決まったルールはありません。
服装も特に決まりはありませんが、着物であれば、3歳は被布、5歳は羽織袴のように、お子様の成長にあわせて選ぶのも良いでしょう。
女の子の七五三の年齢
女の子の七五三は、3歳と7歳でお祝いをすることが多いです。
男の子と同様に服装に決まりはありませんが、着物であれば、3歳は被布、7歳は四つ身の着物のように選ぶのも良いでしょう。髪型やヘアアレンジも、お子様の成長にあわせて行なうご家族が多いです。
「満年齢」と「数え年」とは?どちらが良い?
では、「満年齢」と「数え年」は何が違うのでしょうか?
- 満年齢: 生まれた日を0歳として、誕生日を迎えるごとに年を取っていく数え方
- 数え年: 生まれた年を1歳として、元日を迎えるごとに年を取っていくという数え方
例:2015年1月1日に生まれた子どもの2020年11月15日時点の年齢
- 満年齢:5歳
- 数え年:6歳
つまり、「満年齢」は日本で一般的に使われる年齢で、「数え年」はその年に誕生日を迎えてない場合は満年齢+2、既に迎えた場合は満年齢+1の年齢です。
七五三をどちらでするか迷ったときのポイント
満年齢と数え年、どちらで七五三をすれば良いのか迷ってしまう方も多いですが、特にこだわりがなければどちらでも構いません。
一般的によく用いられているのは、「満年齢」のほうですが、ご家族の都合や状況にあわせてお好きなほうを選ぶといいでしょう。
迷った時は、以下のようなポイントで決めると良いでしょう。
- 数え年では3歳だけど、まだ小さく準備などが大変なので満年齢の歳にする
- 7歳の七五三の場合、小学校に上がる前に済ませておく
- 兄弟・姉妹の歳が近い場合、同時に行えるように調整する(例:上の子が満年齢、下の子が数え年でそれぞれ七五三だから、まとめてやってしまう)
- 家族と相談したり、地域の風習に合わせて決める
七五三 年齢早見表(満年齢・数え年)
今年2022年(令和4年)が七五三にあたるのは、以下の年齢のお子様です。
年齢 | 満年齢 | 数え年 |
---|---|---|
三歳 | 2019年(平成31年・令和元年)生まれ | 2020年(令和2年)生まれ |
五歳 | 2017年(平成29年)生まれ | 2018年(平成30年)生まれ |
七歳 | 2015年(平成27年)生まれ | 2016年(平成28年)生まれ |
七五三のお参りと写真撮影はいつする?
「七五三は11月にしなければいけない」。そう思っている方は多いと思いますが、結論からいえばそのような厳密な決まりはありません。最近では、ご家庭の都合や地域の風習にあわせて、10月〜12月にお参り・写真撮影をするご家庭が多い傾向があります。
以下は10月・11月・12月それぞれの特徴です。風習が気になる方は、ご家族やご近所の方に聞いてみるのもおすすめです。
10月 (前撮り) の特徴
- 11月より比較的境内が混みあわないため、ゆったり参拝できる。
- 11月に比べると写真撮影や衣装のレンタルも予約がとりやすい。
- 北海道・東北などでは、本格的に寒くなる前に、お子さんが着物でも安心してお参りや撮影ができる。
11月の特徴
- (特に土日祝日は)10月・12月よりも大変混雑する。
- 古来の日本文化の風習にあわせて、11月15日当日や近い日にお祝いできる。
12月 (後撮り) の特徴
- 11月よりも比較的空いているため、ゆったりと神社の参拝ができる。
- 11月に比べると写真撮影や衣装のレンタルも予約がとりやすい。
- 寒さが厳しくなり、感染症が流行し始める時期なので、お子さんだけでなく家族全員の体調管理に一層気を配る必要がある。
七五三の日取りの決め方
七五三では、「七五三の衣装をレンタル・着付け→写真撮影→お参り」という流れで行われるのが一般的です。
ただし、七五三のシーズンは予約が殺到するので、衣装や写真撮影の予約が思うように取れず、せっかくの七五三で後悔が残ってしまうことも。
納得のいく七五三をするためには、早めに計画を立て、準備を進めていくことが大切です。我が子のせっかくの晴れ舞台ですから、気持ちよく、そしてきちんと祝ってあげましょう!
以下は、お参りや撮影の日取りを決める際のポイントです。
ポイント1:休日 / 平日 の特徴から決める
休日/平日 | 特徴 |
---|---|
休日 |
|
平日 |
|
「平日は都合がつかない」という方には、休日をおすすめします。休日は混雑する可能性が高いため、早めに日取りを決めて予約をすると良いでしょう。
一方で、「平日に調整が可能」という方には、平日をおすすめします。平日は比較的空いている上、写真撮影や衣装レンタルの料金が休日よりもお得な場合もあります。
ポイント2:六曜(大安)の観点から決める
六曜とは、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜があります。日本では、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されています。
中でも「大安」は六曜の中で最もお日柄が良いといわれ、七五三だけでなく婚礼・建前・引っ越しなど、何事においても行うのに良い日とされています。
その他にも、「友引」「先勝」「赤口」は時間帯によって、物事を行うのが良いとされる「吉の時間」があります。
「お日柄の良い日に七五三をしたい!」という方は、大安または友引・先勝・赤口の吉の時間に行うのが良いでしょう。もしくは、お参りは吉日におこなって、写真撮影は別の日に分けて行うのも良いでしょう。
六曜 | 吉の時間 | 2022年11月 |
---|---|---|
大安 | 1日を通して吉 | 1(火),7(月),13(日),19(土),24(木),30(水) |
友引 | 11〜13時を除いた時間帯が吉 | 4(金),10(木),16(水),22(火),27(日) |
先勝 | 午前中が吉 | 3(木),9(水),15(火),21(月),26(土) |
赤口 | 11〜13時のみが吉 | 2(水),8(火),14(月),20(日),25(金) |
ちなみに、今年2022年の七五三は「先勝」です。先勝は「午前中が吉」と言われる日なので、午後2時までにお参りや撮影の予定を立てると良いでしょう。
写真撮影はどこで予約する?
七五三の写真撮影は、スタジオや出張撮影サービスで予約をすることが可能です。
スタジオ・写真館の場合
スタジオ撮影の予約から撮影日までの大きな流れは、以下の通りです。
- 撮影する店舗を決める
- 空いている日時の中から、都合の良い日時を探す
- 予約を確定する
- 撮影予約日時に、予約した店舗に行き、撮影実施
スタジオ内での撮影になりますので、多くのスタジオが衣装レンタル、着付け・ヘアメイクを提供しています。
ただし七五三の時期は混み合う可能性がありますので、希望のスタジオのサービス内容・店舗の空き状況をしっかりご確認の上、予約申し込みするのがポイントです。
fotowaの出張撮影の場合
fotowaの出張撮影の予約から撮影日までの大きな流れは、以下の通りです。
- 撮影したい場所・日時を指定して、予約可能なカメラマンを探す
- カメラマンに直接質問・予約リクエストを送る
- カメラマンがリクエストを承諾したら、予約が確定する
- 撮影予約日時に、指定した場所でカメラマンと合流し、撮影実施
屋外での撮影が可能なので、お参りする神社・お寺などで撮影できるのが特徴です(ただし撮影許可の取得が必要です)。
七五三の時期の神社は混んでいる可能性がありますが、撮影時間に合わせて待ち合わせするので、基本的に待ち時間なしで撮影できます。
また、経験豊富なカメラマンがしっかりリードをしてくれるので、初めての七五三の撮影でも安心です。事前にカメラマンに撮影について質問することも可能ですので、不明点を解消して予約申し込みするのがポイントです。
fotowaのコロナ感染対策について
fotowaは、コロナ禍においてもみなさまに安全・安心の出張撮影を体験いただけるよう、3密を回避した撮影・撮影時のマスク着用を徹底・日常生活でも感染予防対策という取り組みのもと、感染拡大防止に努めています。
お子さんやご家族の健康・安全を考えると、今年は写真撮影をして良いのか不安…という方も、屋外やご自宅での撮影が可能な出張撮影なら、3密を避けて写真撮影ができるので安心です!
感染対策の取り組みに関しては、以下をご覧ください。
出張撮影の着物・衣装について【PR】
出張撮影では、着物や衣装をお客様ご自身でご準備いただく必要があります。七五三で着物を着せたいけど、一度きりになるかもしれないし購入するか迷う…という方は、着物・産着のレンタルはいかがですか?
以下の衣装レンタルサービスを使えば、近くに着物をレンタルできるお店がない場合でも、オンラインでお好きな着物をレンタル可能です。ご興味ある方は、ぜひ下記サイトにて着物レンタルをご検討ください。
【まとめ】事前の準備でよろこびいっぱいの七五三を!
子どもの成長を祝う大切な行事、できればしっかり祝ってあげたいですよね。予定を立てるのに早いことはありません。写真撮影や衣装など、しっかり準備して、七五三の日には子供の健康を願いながら家族みんなでお祝いしましょう。
また「写真撮影とお参りを別々に実施するのは大変そう……」という方には、七五三の出張撮影サービスがおすすめです。出張撮影なら、お参りしているようすをプロフォトグラファーが撮影してくれるため、お参りと写真撮影をまとめて実施することができます。
「家族みんなが写った写真がほしい!」「子供の自然な笑顔を撮ってほしい」という方は、ぜひfotowaの出張撮影サービスをご検討ください!