今回は、若いご夫婦の間に生まれた待望の第一子・生後3週間目のJくんのニューボーン撮影にお邪魔させていただきました。
ニューボーンフォトとは、生後28日以内の乳児を撮影する新生児写真のこと。
もとはといえば、欧米で赤ちゃんの誕生を知らせる「birth announcement(バースアナウンスメント)」、いわゆる出産報告カードを送る習慣から生まれた記念写真のひとつです。
欧米では、このニューボーンフォトと赤ちゃんの名前、身長や体重を記して、家族や友人たちにカードでお知らせしていますが、そのニューボーンフォトの愛らしさから、日本でも最近ママたちの間で人気なのです!
とはいえ、新生児はまだまだ抵抗力も弱く、産後間もない母子にとっては心配事も多いはず。
ご自身も2児のママで、10年間医療の現場で子どもたちの笑顔を撮影してきた経験と、助産師と連携した撮影ができるベテランフォトグラファー・小峯さんの撮影に同行!
実際にどんな風に撮影をしているのか、紹介します。
ご自宅に到着
ご夫婦のご自宅についたら、Jくんにご対面……
の前に、まずは念入りに手洗い・うがいをすませ、マスクを装着。
「ママはきっと二次感染も心配されると思うので……」と細心の注意を払います。
お部屋の温度をちょっと高めの28度に設定しておいていただくように、事前にママたちに伝えておいたのも、配慮のひとつ。
赤ちゃんが撮影中、寒くないように部屋を温めておいてもらいました。(撮影は3月でまだ肌寒い時期でした)
今回の衣装はママが用意した「えだ豆くん」と「ニワトリさん」。
しかし、Jくんはなにやらご機嫌ナナメの様子。
ぐずるJくんをみて「ササッと撮影しちゃいましょう」とママはおっしゃっていましたが、小峯さんにバトンタッチすると、いつの間にか、すやぁ……
「赤ちゃんはお胸の前で両手をぎゅっとしてあげると安心するんです。手足が開いていると不安がるので」
と微笑みながら、手足を包み込むように握り、身体をゆらして優しく話しかけていると、魔法のようにJくんは夢の中に……
思わず、ママもパパも「すごい…慣れてらっしゃる……」と感嘆のため息です。
撮影スタート!
さぁ、深く寝入ったのを見計らって、いざ撮影!
小峯さんが持ってきた小道具も使いながら、まずはママが用意した枝豆くん!
手足がぎゅっとなった姿はまさに新生児特有のポージング。
あえて足を組ませてみたり、おててを頭の後ろに……セクシーポーズ!
さやに入った枝豆っぷりがキュートです。
おつぎは、ニワトリさん。
尻尾の羽がとってもかわいい衣装なので、こちらはお尻見せスタイル。
まあるいお尻の下できゅっと縮めた、おててとあんよもかわいい〜〜!
途中で「ふぁぁ」と泣き出しても、大丈夫!
小峯さんが優しくあやしてあげると、安心してスースー寝息を立ててくれます。
親子ショットも
愛らしいニューボーンに夢中になりがちですが、せっかくなので、やはり撮っておきたいのが親子ショット。
スマホでバンバン我が子を撮っても、両親揃ってのショットはもちろん、母子・父子のツーショットだって、意外と撮れてないのが実情。
ママからも「親子写真もほしいです!」とお願いされていました。
お着替えシーン
ようこそ我が家へ――
そんな愛情がこもった親子ショットや、何気ない日常のお着替えシーンも撮影。
「こんな風にあやされていたんだ、とかこんな風に着替えさせてもらっていたんだということを知ることは、子どもにとっても親にとっても親子の原点だと思うんです。写真はひととひとをつなぐものです。わたしが自分の時にできなくて、撮っておけば良かったと思う写真を全部撮ってあげたいと思っています」
撮影後の感想をママにも聞いてみました
結構自分からイメージを伝える流れだったので、できれば、こんなポーズで撮ると可愛いなど、提案がもっとあればありがたかったです。
これからニューボーン撮影を希望する同じママたちにアドバイスがありましたらお願いします!
今回の担当フォトグラファー
小峯 亜美(こみね あみ)さんは、医療の世界で10年働いた経験から、子供達を不安な気持ちから笑顔に変えるのは得意とのことです。
助産師さんと連携して撮影ができる安心感から、特にマタニティやニューボーン(新生児)をご検討の方には大人気です。
ぜひ一度、小峯さんのその他のポートフォリオもご覧ください!